それでもなお、
3月16日。
明日、退院します。
やっと。。。。8か月間の入院生活。長かった。
昨日は、再び、主治医と話し、最悪の想定も頭に入れる。
怖気付いて、気持ちがぐらつく、心が折れそうになる。
それでもなお、家に帰してやりたい。そう、もうこれは、私がそうしたいのだとはっきり自覚した。なんて諦めの悪い私。
当の本人(父)は、もうだんだん意識が朦朧として来ている。
でも、そんな中、今日は笑顔が見られた。
私「お父さん、明日は帰るよ。何食べたい?」
父「なにも欲しくない」
私「刺身を用意しとこうか?ヒラメとか?」
父「ニコ(o^―^o)」
やはり、家に帰りたいんだな、その笑顔のために、私はできる気がする!とはっきりと自覚した瞬間。
在宅医療や在宅看取りを選択するかどうかと考える時、最も大事なのは、キーパーソン(家族、今回で言えば私)の覚悟、主体性。
これなくしては、物事は進まないと断言してもいいほどです。
この、覚悟、主体性が持てた時、協力者は現れる。
そしてチームは結成される。
キーパーソンに必要なのは、一人で抱え込まない、理路整然と物事を進める、自分のニーズ、ウォンツをはっきりと発信する、相手と会ってアサーティブに交渉する。
つまり、多少下手でも、こういった作業を厭わずにすること。
そうしていれば、協力者になってくれる人があらわれる。
父には、最後の最後までいろんな事を教えてもらってるんだな、と思う。
庭には梅や、水仙やおおいぬのふぐりが咲いています。
春はすぐそこまで来ています。