こんなに飲めないよぉ〜
3月18日
昨日退院。
近くの里山では、鶯が鳴き始めた。
当の本人は、家に帰って来たことが、分かる時と分からない時とがあって、まだらな感じ。
家に帰ると、食事、服薬、オムツ交換などなどが家人の仕事。もちろんヘルパーさんや訪看さんにも入ってもらいますが、昨日から今朝にかけては私でやってみた。
病院でレクチャー受けたのに、思った以上に手こずるオムツ交換。
それ以上に、難しいと感じたのが、薬を飲ませること。
写真は朝の分、11錠。昼は4錠。夜は5錠。計20錠。
11錠って…。もうこれだけでお腹いっぱいになるじゃん?
多剤併用、ポリファーマシーだと言われていますが、我が父こそ、まさしく、それ。
家人の私も大変手こずりました。なぜなら、
一口に2錠入れ、水を飲ませるのですが、昨晩あたりから、口の中にいつまでも残る、むせる、という事態に。でも飲ませなきゃ、と思いながらも、今朝は11錠のうち、5錠までが限界。
主治医の往診時に相談すると、錠剤の内服は中止に。
代わりに、貼り薬の鎮痛剤、内服液の鎮痛剤、
その時々の症状に応じた座薬に切り替え。
あぁ、ずいぶん楽に!父の私もその方がずいぶん楽です。
がん末期で食事や飲水ができなって、混濁してくるということは、体や心の辛さを脳が和らげている働きをしている時でもあるそう。そこへ、薬などで、臓器の機能をあげると、覚醒してしまい、辛さを感じやすくなってしまう。だから、体のレベルが低下しているくらいが丁度いいと言うようなことらしい。
そうかもしれないねー、と納得。
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