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はたらく母さん 看取り奮闘記

働いて、子育てしながら、親の看取りはできるかな?

本当に後悔はなかったのか?

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父の逝去から一週間が経ちました。

 命日の前日が17歳の誕生日だった長男のお祝いもし、通夜、葬儀、遺品の整理と、やる事が多い一週間でした。

 

さて、後悔したくないという思いから選択した在宅看取りでしたが、本当に後悔はなかったのでしょうか?

 

結論から言うと、NOです。

在宅を決意し、いろんな人達の力を借りながら最後までやりきったという点では、父にとっても、私にとってもよかったと思います。

ただ、もっと早くに父のことに向き合っていればよかったという思いが今になって湧き上がってきます。

 

しかし、事情を知っているいろんな人から、私が「すっきりした顔をしてる」と言われます。

やりきった感が出ているのでしょうか?

 

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庭の梅の見頃は終わり、桜の季節です。

この梅の木は、生前父が植えたものでした。

父の最期の時をこの梅は見ていたのでしょうか。

 

きっと私はこの先、梅が咲き、梅が散り、桜が咲く季節が巡る時には、この父との最期の時間を思い出すのでしょう。

 

このブログは、これにて終了いたします。

 

親の看取りについて、何かを記し、発信できればという思いで始めたブログでした。

しかし、書くことで自分の気持ちの整理が出来、前向きに捉えられるという効能があったように思います。

 

読んでくださった方々、ご指南頂いたゆきこさん、まだお会いした事はないけれど、励ましてくださったたにせんさん、本当にありがとうございました。

 

明日から忌引きが明け、通常の仕事に戻ります。煩悩の多いこの世でまた生きていきます!

 

ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

終わってみれば呆気ない

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父の葬儀の日は、この時期に珍しく、雪が降る。

父の死と、この天候を関連付けるようや事を言う人もいるが、私にはそんな気になれない。

 

今、私の心に登ってくる感情は、悲しさ、寂しさというよりは、

 

終わってみれば呆気なかったな、

という感慨のようなもの。

 

独居の父を看取るということは、このブログのタイトルどおり、奮闘、いや、死闘に近い覚悟をしたつもりだった。

 

もちろん、自分の家庭、仕事とのバランスをとりながらいろんな人達の力を借りながら必死にやってきた。

 

でも、当たり前だけど、父が亡くなれば、それも終わり。

 

悲しさや寂しさが強くなるはこれからだろうか。

それとも、父の最期を穏やかに家で過ごせた事が、今のこの気持ちの余裕につながっているのだろうか。

 

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#在宅看取り#在宅医療#在宅介護

ひっそりと…

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3月28日。

仕事を終え、父の家に帰宅したのが夕方6時。

父のベッドに様子を見に行くと、相変わらず。

よかった、何事もなかった、と安堵。

ただ、呼吸がいつもと違う。

痰が絡まっているような、胸のほうからもヒューヒューというか、ゼイゼイとういう音がしている。

呼吸も少し早い。

 

私の不在中にヘルパーさんや訪看さんがメモを書いてくれるノートを見る。

今日の13時以降、尿がでていない。

無尿になる、死前喘鳴という過程をたどっているのだろうか。

脈を測ってみる。80であったり、測定不能であったり。

話しかけると、反応はある。

時折薄目を開けている。

手足は冷たくなっている。

 

洗濯などの家事をしながら、時折、様子を見ると呼吸はしている。

痛さを訴えるそぶりを見せると、モルヒネを飲ませる。

「おむつ変えようか?」

と聞くと、首を横に振る。

どうやら、意思の疎通はできるらしい。実際、尿が出ていないないので、自分でもそれが分かるらしい。

 

いよいよ、もうその時が近いのだろうか?

しばらく、手をさすってやったり、昔の思い出話をしてっやたりしながら時間を過ごした。

夜12時前になって、私も布団に入る。

夜中何度か目が覚め、呼吸を確認し、また私も寝入る。

朝五時、呼吸音がしない。

まさか?と思い、近づく。

呼びかけても反応がない。

 

亡くなるということは、こういうことだ。

呼びかけても、一切の反応がなくなる。

あんなに自分勝手で、わがままな父だと疎ましく思っていた父でさえ、反応がなくなると、言い表せない程の悲しさがこみ上げる。

 

ひとしきり、父のベッドの前で泣いた後、訪看さんに電話する。

訪看さんがやってきて、見届けてくれる。

主治医もやってきて、看取ってくれる。

その後、訪看さんと一緒に父の体の処置をする。

 

主治医が最後に言ってくれた言葉。

「いい親孝行をしましたね。お父さんは幸せだったと思いますよ。」

 

在宅医や訪問看護、ヘルパーなどの力を借りて、父のケアをしてきたけれど、ケアをされていたのは、私だったのかなと後になって思います。

 

できれば、ずっと見守ってやりながら息を引き取ってほしいと思っていましたが、

実は在宅死でも、そういう場合は少ないのだとか。家人がほんの少し目を離した間に息を引き取るケースが多いそう。

父の場合もそうでした。

家人にとっては無念さが残りますが、私はこれは人がまだ動物的な本能を持ち合わせているためではないかを思っています。なぜなら、野良犬や野良猫は死が近づくとひっそりと人目のない場所を選んで静かに亡くなっていきます。

旅立つときは、静かに旅立っていきたい。

それは、人の自然な感情ではないかと思うのです。

 

 #在宅看取り#在宅医療#在宅介護

 

 

枯れていくということ

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終末期に、点滴や、胃ろうや、気管切開などのいわゆる延命治療をせずに、自然の過程で、老衰として、命を終わらせる時、人は枯れるように死んで行くと言われています。

 

アタマでは理解できていましたが、

この度実感することがありました。

 

それを感じたのは、父の世話を、二、三日ぶりに姉と交代したオツム交換の時。

大人のオツム交換は、赤ちゃんのように足を持ち上げる訳にはいかないので、

体位交換を兼ねて寝返りを打たせるのですが、結構これが重いので力がいる。プロのヘルパーさんでも、テコの原理を利用するくらい、コツがいる。それでも、気をつけておかないと腰にくる…。

でも、二、三日ぶりにオツム交換をする時、

「あれ?軽い!前ほど力が要らない⁈」と感じた。

 

もちろん、私の筋力がこの二、三日で急増した訳ではない。

ほとんど食べない、飲まない父は尿などの排泄はちゃーんとあります。

つまり、水分のinとoutが釣り合っていない、カラダ中の水分が徐々に少なくなっています。

だから軽くなるんですね。

 

ちなみに、訪看さんが言われるには、この尿などか止まると、一般的に、二、三日でお迎えなのだそうです。

 

父の場合はもう少し一緒に居ることができそうです。

 

死の周辺に居ることは辛いですが、

少しずつ、心の準備をしています。

 

#在宅医療#在宅介護#枯れる#在宅看取り#訪問看護

 

 

 

 

即席デスク

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父の世話も随分ペースが掴めてきた。

でも、唯一の難点が、寒い事❗️

 

80年前に建てた民家。

隙間風だらけで、この時期は、日中は家の中より外の方が暖かい日もある。

 

なので、家の中で一番暖かい場所、縁側に即席デスクを誂える。 

ここでハルキムラカミの新刊を読む。

そして、庭木の梅が満開、1人贅沢に梅見会。

でも、まだストーブは離せない…。

 

実質的なところで言うと…

家に帰って来てから、一週間が経ちました。

もしかして、先週末は越せないのでは?という懸念は払拭され、今はからだの方は低い状態でも安定し、私達、ケアする方もリズムや対処法を掴みかけているといったところです。

 

帰った当初はやはりいろんな混乱がありました。

 

*父の訴えがよく分からなくて、どうしてあげたらいいのか分からない→痛みの兆候パターン(痛いとは言わず、他のサインを出す事がわかって来た!)を知る

*痛みのコントロールのためにモルヒネを飲ませているけど、上手くいっていないみたい→もっと強いモルヒネに変更で落ち着く

*寒さを訴える→室温が充分かを確認して、顔まわりなど露出している部分を毛布などで包む、足などをマッサージしてやる

 

これらのちょっとした、でも当人にとっては大きなお困り事は全て訪看さんに電話で問い合わせ、指示を仰ぎます。24時間対応してもらえるので、とても心強いです。

 

だいたいのスケジュールはこんな感じ。

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この一週間は、私と姉が交代で泊まり込んで面倒をみました。

日に二回、ヘルパーさんか訪看さんが来てくれて、オムツ交換や食事介助、全身観察やその他のケアをしてくれます。

このたった二回でも、家族にとっては助かります。

まず、プロのスキルを見させてもらって勉強できる、それから、つかの間でもケアを他の人に任せられるのは、休息になります。

 

それから、今回、介護用品には本当にいろいろあって、使いやすく進化してるんだなぁーと知りました。

その一例。

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家族介護の必要に迫られた時、あるいは興味を持ち始めた時に、こういった事を教えてくれる教室や的確にアドバイスしてくれる人がいると、家族介護を諦めずにやってみよう!という人が増えるのではないかと感じています。

 

#家族介護#在宅医療#在宅介護#痛みのコントロール

 

 

 

 

 

 

 

積ん読本を読むのだ!

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三連休は、実家に泊り込み。

父の介護・家事に合間に読めるかな?と持参した、積ん読だった本達。

 

村上春樹の新刊、超訳吉田松蔭「覚悟の磨き方」、kindle版の西原理恵子「この世でいちばん大事なカネのはなし」。

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吉田松蔭の「覚悟の磨き方」には、

この度父の看取りを家でしようと私が覚悟したこととのシンパシーを感じます(もちろん、松蔭さんとは桁違いですが)。あまりにも熱い、行動の人、松蔭氏の原本も読んでみたくなりました。

 

それから村上春樹氏の新刊!

はい、ハルキストです、私。

中学生のときに「ノルウェイの森」読んでから、ほぼ全部読んでます。

なので、今回もamazonで予約注文し、まとまった時間に読みたいと、今日まで温めてました!

 

そして、kindle西原理恵子さんのこれ。

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彼女の率直で力強いものいいが好きです。

先日このブログでも書いた相続の問題を機に読みたいと思い、購入。

 

この三連休でどれだけ読めるかな?

こんなときでないと、なかなか本を読む時間とれないし、私の実家はなぁんもない里山。敢えてここは本を読むとする。

 

#在宅医療#在宅介護介護#積ん読#吉田松蔭#村上春樹#西原理恵子