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はたらく母さん 看取り奮闘記

働いて、子育てしながら、親の看取りはできるかな?

枯れていくということ

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終末期に、点滴や、胃ろうや、気管切開などのいわゆる延命治療をせずに、自然の過程で、老衰として、命を終わらせる時、人は枯れるように死んで行くと言われています。

 

アタマでは理解できていましたが、

この度実感することがありました。

 

それを感じたのは、父の世話を、二、三日ぶりに姉と交代したオツム交換の時。

大人のオツム交換は、赤ちゃんのように足を持ち上げる訳にはいかないので、

体位交換を兼ねて寝返りを打たせるのですが、結構これが重いので力がいる。プロのヘルパーさんでも、テコの原理を利用するくらい、コツがいる。それでも、気をつけておかないと腰にくる…。

でも、二、三日ぶりにオツム交換をする時、

「あれ?軽い!前ほど力が要らない⁈」と感じた。

 

もちろん、私の筋力がこの二、三日で急増した訳ではない。

ほとんど食べない、飲まない父は尿などの排泄はちゃーんとあります。

つまり、水分のinとoutが釣り合っていない、カラダ中の水分が徐々に少なくなっています。

だから軽くなるんですね。

 

ちなみに、訪看さんが言われるには、この尿などか止まると、一般的に、二、三日でお迎えなのだそうです。

 

父の場合はもう少し一緒に居ることができそうです。

 

死の周辺に居ることは辛いですが、

少しずつ、心の準備をしています。

 

#在宅医療#在宅介護#枯れる#在宅看取り#訪問看護

 

 

 

 

即席デスク

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父の世話も随分ペースが掴めてきた。

でも、唯一の難点が、寒い事❗️

 

80年前に建てた民家。

隙間風だらけで、この時期は、日中は家の中より外の方が暖かい日もある。

 

なので、家の中で一番暖かい場所、縁側に即席デスクを誂える。 

ここでハルキムラカミの新刊を読む。

そして、庭木の梅が満開、1人贅沢に梅見会。

でも、まだストーブは離せない…。

 

実質的なところで言うと…

家に帰って来てから、一週間が経ちました。

もしかして、先週末は越せないのでは?という懸念は払拭され、今はからだの方は低い状態でも安定し、私達、ケアする方もリズムや対処法を掴みかけているといったところです。

 

帰った当初はやはりいろんな混乱がありました。

 

*父の訴えがよく分からなくて、どうしてあげたらいいのか分からない→痛みの兆候パターン(痛いとは言わず、他のサインを出す事がわかって来た!)を知る

*痛みのコントロールのためにモルヒネを飲ませているけど、上手くいっていないみたい→もっと強いモルヒネに変更で落ち着く

*寒さを訴える→室温が充分かを確認して、顔まわりなど露出している部分を毛布などで包む、足などをマッサージしてやる

 

これらのちょっとした、でも当人にとっては大きなお困り事は全て訪看さんに電話で問い合わせ、指示を仰ぎます。24時間対応してもらえるので、とても心強いです。

 

だいたいのスケジュールはこんな感じ。

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この一週間は、私と姉が交代で泊まり込んで面倒をみました。

日に二回、ヘルパーさんか訪看さんが来てくれて、オムツ交換や食事介助、全身観察やその他のケアをしてくれます。

このたった二回でも、家族にとっては助かります。

まず、プロのスキルを見させてもらって勉強できる、それから、つかの間でもケアを他の人に任せられるのは、休息になります。

 

それから、今回、介護用品には本当にいろいろあって、使いやすく進化してるんだなぁーと知りました。

その一例。

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家族介護の必要に迫られた時、あるいは興味を持ち始めた時に、こういった事を教えてくれる教室や的確にアドバイスしてくれる人がいると、家族介護を諦めずにやってみよう!という人が増えるのではないかと感じています。

 

#家族介護#在宅医療#在宅介護#痛みのコントロール

 

 

 

 

 

 

 

積ん読本を読むのだ!

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三連休は、実家に泊り込み。

父の介護・家事に合間に読めるかな?と持参した、積ん読だった本達。

 

村上春樹の新刊、超訳吉田松蔭「覚悟の磨き方」、kindle版の西原理恵子「この世でいちばん大事なカネのはなし」。

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吉田松蔭の「覚悟の磨き方」には、

この度父の看取りを家でしようと私が覚悟したこととのシンパシーを感じます(もちろん、松蔭さんとは桁違いですが)。あまりにも熱い、行動の人、松蔭氏の原本も読んでみたくなりました。

 

それから村上春樹氏の新刊!

はい、ハルキストです、私。

中学生のときに「ノルウェイの森」読んでから、ほぼ全部読んでます。

なので、今回もamazonで予約注文し、まとまった時間に読みたいと、今日まで温めてました!

 

そして、kindle西原理恵子さんのこれ。

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彼女の率直で力強いものいいが好きです。

先日このブログでも書いた相続の問題を機に読みたいと思い、購入。

 

この三連休でどれだけ読めるかな?

こんなときでないと、なかなか本を読む時間とれないし、私の実家はなぁんもない里山。敢えてここは本を読むとする。

 

#在宅医療#在宅介護介護#積ん読#吉田松蔭#村上春樹#西原理恵子

 

 

夜はとにかく寝るのだ!

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3月19日。

 

退院して二晩経過。

父は日に日に体力が低下しているものの、なんとか過ごしています。

 

私の知り合いで、お姑さんを自宅で看取った方から聞いていた話。その方は、ある大学教授でとても忙しく、広島ー東京を月に何度も往復されるような方。その方曰く、「夜は寝る!何が起こっても、その時はその時という覚悟してた。介護者にとって、寝られないというのはとても身体的、精神的にも追い詰める。だから、夜は勤めて寝た方がよい。

 

食べたり、飲んだりも少なくなり、眠ってばかりの父。

昨夜は、もう今晩か⁈と思い、一瞬、ずっと傍にいようかと思いましたが、やはり自分の疲労度を考えて止めました。隣の部屋にちゃーんと布団を敷いて眠りました。

 

でも、やはり時々夜中に目が覚めて、父の寝息を確認します。まだ寝息があると、また私も寝る、というのを繰り返しました。

それでも、朝になると、幾分疲労感は取れています^ ^

今日も一日、頑張れそうです。

 

#在宅医療#在宅介護介護#看取り#睡眠 

 

 

 

こんなに飲めないよぉ〜

3月18日

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昨日退院。

 

近くの里山では、鶯が鳴き始めた。

当の本人は、家に帰って来たことが、分かる時と分からない時とがあって、まだらな感じ。

 

家に帰ると、食事、服薬、オムツ交換などなどが家人の仕事。もちろんヘルパーさんや訪看さんにも入ってもらいますが、昨日から今朝にかけては私でやってみた。

 

病院でレクチャー受けたのに、思った以上に手こずるオムツ交換。

それ以上に、難しいと感じたのが、薬を飲ませること。

写真は朝の分、11錠。昼は4錠。夜は5錠。計20錠。

11錠って…。もうこれだけでお腹いっぱいになるじゃん?

多剤併用、ポリファーマシーだと言われていますが、我が父こそ、まさしく、それ。

家人の私も大変手こずりました。なぜなら、

一口に2錠入れ、水を飲ませるのですが、昨晩あたりから、口の中にいつまでも残る、むせる、という事態に。でも飲ませなきゃ、と思いながらも、今朝は11錠のうち、5錠までが限界。

 

主治医の往診時に相談すると、錠剤の内服は中止に。

代わりに、貼り薬の鎮痛剤、内服液の鎮痛剤、

その時々の症状に応じた座薬に切り替え。

あぁ、ずいぶん楽に!父の私もその方がずいぶん楽です。

 

がん末期で食事や飲水ができなって、混濁してくるということは、体や心の辛さを脳が和らげている働きをしている時でもあるそう。そこへ、薬などで、臓器の機能をあげると、覚醒してしまい、辛さを感じやすくなってしまう。だから、体のレベルが低下しているくらいが丁度いいと言うようなことらしい。

 

そうかもしれないねー、と納得。

 

#在宅医療#在宅介護#多剤併用#ポリファーマシー#在宅看取り

 

 

 

 

 

それでもなお、

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3月16日。

 

明日、退院します。

やっと。。。。8か月間の入院生活。長かった。

 

昨日は、再び、主治医と話し、最悪の想定も頭に入れる。

怖気付いて、気持ちがぐらつく、心が折れそうになる。

 

それでもなお、家に帰してやりたい。そう、もうこれは、私がそうしたいのだとはっきり自覚した。なんて諦めの悪い私。

 

当の本人(父)は、もうだんだん意識が朦朧として来ている。

でも、そんな中、今日は笑顔が見られた。

私「お父さん、明日は帰るよ。何食べたい?」

父「なにも欲しくない」

私「刺身を用意しとこうか?ヒラメとか?」

父「ニコ(o^―^o)」

 

やはり、家に帰りたいんだな、その笑顔のために、私はできる気がする!とはっきりと自覚した瞬間。

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在宅医療や在宅看取りを選択したい時、最も大事なのは、キーパーソン(家族、今回で言えば私)の覚悟主体性。

これなくしては、物事は進まないと断言してもいいほどです。

この、覚悟、主体性が持てた時、協力者は現れる。

そしてチームは結成される。

 

キーパーソンに必要なのは、一人で抱え込まない、理路整然と物事を進める、自分のニーズ、ウォンツをはっきりと発信する、相手と会ってアサーティブに交渉する。

つまり、多少下手でも、こういった作業を厭わずにすること。

そうしていれば、協力者になってくれる人があらわれる。

 

父には、最後の最後までいろんな事を教えてもらってるんだな、と思う。

 

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庭には梅や、水仙やおおいぬのふぐりが咲いています。

春はすぐそこまで来ています。